バスケットボールのディフェンス練習で、よく「もっと低く構えて!」とコーチに言われた経験はありませんか?
でも、ただしゃがむように腰を落とせばいいというわけではありません。今回は、ディフェンスでよく言われる「低く構える」の本当の意味と、初心者がやりがちな間違った姿勢について解説します。
■ なぜ「低く構える」のか?
ディフェンスで「低い姿勢」が求められる理由は主に3つあります:
- 素早く横に動く(サイドステップ)がしやすい
- 重心が安定し、バランスを崩しにくい
- 相手の動きに素早く反応できる
つまり「低く構える」というのは、守るための準備を整えるということです。
■ 間違った「低く構える」NG姿勢3つ
① 腰だけ落として背中が丸まる
➡️ 膝を使わずに腰だけを落とすと、猫背になりやすく、視野が狭くなります。
② つま先に体重が乗りすぎて前のめりになる
➡️ 動き出しが遅れたり、相手に抜かれやすくなります。
③ 両足が広すぎて機動力が落ちる
➡️ 広げすぎると次の一歩が出にくく、特にサイドへの反応が遅れます。
■ 正しい「低いディフェンス姿勢」とは?
以下のポイントを押さえることで、自然で安定した構えができます:
✅ 膝を軽く曲げ、背筋をまっすぐに
✅ つま先・膝・肩が一直線になるよう意識
✅ 重心は足裏の中央〜かかと寄りに置く
✅ 両手は広げてパスコースを消す準備を
✅ 視線は相手の胸 or お腹を見る(ボールや顔ではない)
■ 実際にやってみよう!セルフチェック法
壁に背を向けてしゃがんだときに、背中が自然にまっすぐで、重心がふらつかないかを確認しましょう。
また、仲間と1on1で構えた時に「すぐ動けそうな姿勢か?」とお互いに確認し合うのも効果的です。
■ まとめ:正しい構えは“守れる体”をつくる
「低く構える」というのは、単に腰を落とすことではなく、“いつでも動ける姿勢”を作ること。
初心者ほど、正しい姿勢を早く身につけることで、ディフェンスの成果が大きく変わります。今日から意識してみましょう!