「最近、練習に行きたがらない…」
「うちの子、バスケが嫌いになったかも…」
バスケットボールを始めた頃は楽しそうだったのに、途中からやる気をなくしたり、行き渋りが始まったりする子は少なくありません。
この記事では、小学生が「バスケ嫌い」にならずに、楽しく続けられるための5つの工夫を紹介します。指導者・保護者がちょっとした工夫をするだけで、子どもたちのバスケ人生は大きく変わります。
✅ どうしてバスケを嫌いになるのか?
まずは、子どもが「バスケを嫌いになる理由」を見てみましょう。
よくある理由:
- ミスした時に怒られる
- 試合に出られない
- 練習がつまらない・きつい
- 指導者が怖い
- チームに馴染めない
どれも、“技術”ではなく“環境”や“関わり方”が原因なんです。
🏀 嫌いにさせないための5つの工夫
① ミスしても責めない「空気」を作る
- 「なんでそうなるの!」という一言が、やる気を削ぎます
- 子どもは失敗を「自分の評価」として受け取ります
🔸おすすめの声かけ:
「チャレンジしたのはいいね」
「どこを直せばもっとよくなると思う?」
→ ミスは“経験”であり、“評価”ではないと伝えましょう。
② 「できた」を積み重ねて自信をつける
- 練習や試合で“成功体験”を作ることが大切
- うまくなるにはまず「楽しい」が必要
🔸おすすめの工夫:
- 練習の中に「勝てる・決められる」要素を入れる
- ハードルを下げたミニゲームで“成功”を実感させる
③ 子ども同士の人間関係をよくする
- 「バスケ=楽しい仲間と過ごす時間」と感じれば続けやすい
- ギスギスした空気、仲間に責められるような環境はNG
🔸指導者・保護者の工夫:
- 休憩時間にペアトーク(好きな食べ物、趣味など)
- 勝敗より「声かけ」「助け合い」を評価する
④ 家でも「バスケ話」をしてあげる
- 家で何も話題に出なければ、「一人で頑張ってる感」が強くなる
- 「応援されてる」「見てもらえてる」がモチベーションに
🔸保護者の声かけ例:
「今日、どんなプレーが一番楽しかった?」
「あのドリブル、すごかったね!自分で考えたの?」
⑤ 結果より「過程」を褒める
- 勝った・点を取った、だけが評価されるとプレッシャーに
- 「努力したこと」「工夫したこと」に目を向けることで、やる気が続く
🔸褒め言葉例:
「最後まで走ってたね」
「悔しがってるってことは、勝ちたい気持ちがある証拠だね」
💡 おまけ:バスケを“もっと好きになる”プチ工夫
- 子どもが好きなBリーグ選手の動画を一緒に観る
- 練習用の「自分だけのマイボール」を持たせる
- 「〇〇チャレンジ」と名付けて日課にする(例:30秒間ドリブル)
✅ まとめ:バスケを嫌いにさせないコツは「人と環境」
バスケが好きかどうかは、**技術ではなく“気持ちの経験”**で決まります。
「楽しい」 → 「好き」 → 「もっとやりたい」 → 「うまくなる」
この流れを育てるには、指導者・保護者が「安心・成功・信頼」の空気を作ることが大切です。